いつもは漫画専門で、小説など読んだことのない小学生の息子が
ある日、話題の小説があるから読んでみたいというので買ってみた『変な家』。
読み終わると私にひたすら
「お母さんも読んでみて」「ねえ、もう読んだ?」「この間取り、何が変だと思う?」
口を開けば間取りの話ばかりしてくるので、私も読んでみることにしました。
結果・・・・・・・・・ハマりました!
感想をまとめてみたので、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
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あらすじ
あなたは、この間取りの「謎」が、解けますか?
この家、何かがおかしい
雨穴『変な家』帯より引用
書店では、目を引く帯に惹きつけられすぐに見つけることができました。
謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—-
間取りの謎をたどった先に見た、
「事実」とは!?知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、
間取り図に「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が
存在すると言う。間取りの謎をたどった先に見たものとは……。
不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?本書で全ての謎が解き明かされる!
飛鳥新社公式サイト『変な家』より引用
読んでみた感想
小学生の息子でも読めるほど、よく言えば読みやすい、
悪く言えば凝ったミステリー好きには物足りない作品だと思いました。
小説は、間取りを元にドラマの台本のような会話形式で展開していくという
斬新な形式のミステリー小説。
今までにない感覚です。本を読むのが苦手な人でも割とサクサク進むのでは。
物語の最初は、奇妙な違和感がひたすら漂い、先が気になって読まずにはいられないほど
テンポよく話が展開していきます。
ただ・・・だんだん推測がこじつけのように感じることが増えていきました。
間取りからこんなに所まで考察がぶっ飛ぶことなんてある?的な場面は多かったです(笑)
そして、後半は家系図がとても重要になってくるのですが、よくよく頭に入れておかないと、
「あれ?誰だっけ?」みたいなことが何度かありました。
ネタバレが気になる方もいらっしゃると思いますので、ここでは伏せておきますが、
「代々伝わる謎の風習」が動機だった、とは現代社会においてリアル感に欠けるなと思って、
最後はあまりのめり込めていなかったかも知れません。
オチも少しインパクト弱めかな、と。
でも、新感覚のミステリー小説で、総じて面白い作品だと思いましたよ!
こんな人にオススメ
普段あまり小説など読まない方でもサクサク読み進めることができます。
今までにないミステリーを読んでみたい、
映画の原作が気になるという方も、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、私なら購入してまで買うことはしないかなと思います(笑)。
もし試しに読んでみたいな、と興味があれば【DMMブックス】 がオススメです!
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